Bardとは?Googleが開発した対話人工知能(AI)サービスの特徴と活用方法

Bardは、Googleが開発した大規模言語モデルPaLM2を基にして作成された対話人工知能(AI)サービスで、Google検索機能や他アプリへのエクスポート機能など、ChatGPTにはない他プロダクトとの連携が可能な点が特徴です。今回は、このBardがChatGPTと具体的にどう違うのか、またどちらの方が使い勝手が良いのかを述べていきます。
Bardとは??
Bard は、Googleが開発した大規模言語モデルPaLM2を基にして作成された対話人工知能(AI)サービスであり、テキストとコードの大規模なデータセットでトレーニングされています。テキストの生成、言語の翻訳、さまざまな種類のクリエイティブコンテンツの作成、質問への回答を行うことができます。簡単に言うとGoogle版Chat GPTです。今回はこのBardがChatGPTと具体的にどう違うのか、どっちの方が使い勝手がいいのかを述べていきます。
ChatGPTにはない機能 〜Google 検索機能〜
ChatGPTやBardのような対話人工知能(AI)サービスは、事前にインターネット上の文章を学習に使用していることから、あたかも知性があるような回答ができるのが一番の魅力です。しかし、学習する工程が必要なことから最新情報やトレンド情報に対する回答ができないのが課題でした。しかし、BardではGoogle 検索を通じて最新情報にアクセスして処理できるため、質問に対してより包括的で有益な回答ができるのが魅力の一つです。
最近のトレンドである「現在の日本のコロナに対する感染症法上の位置づけ」に関してChatGPTとBardに聞いてみました。
まずは、ChatGPTの結果です。こちらは「学習データにないから分からない」と帰ってきました。
しかし、Bardではコロナが5類感染症に移行したトレンドに対してしっかり回答できています。
このようにBardは学習データにない質問に対しての汎用性が高いと感じました。
ChatGPTにはない機能 〜他アプリへのエクスポート機能〜
ChatGPTを使っていて、「この出力結果をそのままWordやGmail、テキストエディタに出力できたら便利だな」と感じることが多くありました。。Bardならその課題を解決できます。Bardでは質問に対しての回答を「Googleドキュメント」「Gmail」「Google Colaboratory」にエクスポートすることができます。
回答結果の最下部にエクスポートボタンがあります。ここで「Googleドキュメントにエクスポート」を選択します。
すると、自身のアカウントのGoogle Drive内にファイルを作成し、このように出力結果を反映することができます。
まとめ
今回はBardについて説明しました。BardはChatGPTとは違い、AIの恩恵を感じやすくなるプロダクトだなと感じました。皆様もぜひ使ってみてください!