【SQL】累計を計算し、NULLの場合は前の行の値で埋める方法
【SQL】累計を計算し、NULLの場合は前の行の値で埋める方法を解説します。
はじめに
count_yを累計したover_y列にNULLが入っている時に、前の行の値で補完したい!と思いますね。その解決策の備忘録です。
NULLの場合に前の行の値で補完する方法、その両方をご紹介します。
方法は2種類あります。
方法①もう一回OVER句で累計を計算
まず最初に紹介する方法は、再度OVER句を使用して累積を計算する方法です。以下のSQLクエリを使用して、NULL値を前の行の値で埋めることができます。
SUM(count_y) OVER (ORDER BY date) as over_over_y
このクエリでは、SUM(count_y) OVER (ORDER BY date)を使用して各行に対する累積を計算しています。NULL値があっても、前の行の値で補完されるため、データの連続性が維持されます。
方法②LAST_VALUE関数を用いて前の行の値で補完
もう一つの方法は、LAST_VALUE関数を使用してNULL値を補完する方法です。以下のSQLクエリを使用して、前の行の値でNULL値を補完することができます。
LAST_VALUE(over_y IGNORE NULLS) OVER (ORDER BY date) as last_value_over_y
このクエリでは、LAST_VALUE(over_y IGNORE NULLS) OVER (ORDER BY date)を使用して、NULL値を無視して前の行の値を取得します。これにより、NULL値がある場合でも前の行の値で埋められます。
まとめ
この記事では、SQLを使用してNULL値を前の行の値で埋める方法について、2つのアプローチを紹介しました。データ解析やレポート作成において、データの連続性を保つためにこれらの方法を活用することが重要です。
1.再度OVER句を使用して累積を計算する方法:
・SUM(count_y) OVER (ORDER BY date)を使用して、累積を計算します。
・NULL値があっても前の行の値で補完されるため、データの連続性が維持されます。
2.LAST_VALUE関数を使用して補完する方法:
・LAST_VALUE(over_y IGNORE NULLS) OVER (ORDER BY date)を使用して、前の行の値でNULL値を補完します。
・NULL値がある場合でも前の行の値で埋められるため、データの連続性が維持されます。
これらの方法を活用することで、SQLを使用してデータの処理をより効率的に行うことができます。