GoogleのLooker新製品「Looker Studio Pro」はここがこう変わる

GoogleのLooker新製品「Looker Studio Pro」はここがこう変わる
目次
「データポータル」改名と、新製品「Looker Studio Pro」の発表
Googleは過日に実施したGoogle Cloud Next ’22において、これまでデータポータル (英名「Data Studio」) と呼ばれていたGoogle Cloudの無料 BIツールを「Looker Studio」と改名し、Lookerブランドに統合することを発表。これと同時に、Lookerの新製品「Looker Studio Pro」も発表しました。
Looker製品はこれまで、無償の「Looker Studio」と、有償の高機能版「Looker」という2製品を展開してきました。新しく発表された「Looker Studio Pro」は、有償ながら「Looker」よりは安価という、両製品の中間的な位置づけです。本記事は、無償版「Looker Studio」と比較した場合の追加機能について説明していきます。
3つの権限設定で、アクセス可能な範囲を設定可能に
Looker Studioのレポートやデータソースなどに対するアクセス権限の管理を行う「チームワークスペース」機能が追加されました。
これを使うと、ManagerとContent Manager、Contributorという役割別のアクセス権限を3段階に独立させられるようになっています。
Google Cloudプロジェクトとリンクでき、担当者退職時の手続きが容易に
また、Looker Studioではレポートを作成したアカウントの権限でデータソースへの接続を行っていたため、担当者が退職した場合にはオーナー権限を移転するなど、煩雑な設定が必要でした。Looker Studio ProではGoogle Cloud プロジェクトとリンクさせられるため、こうした手続きが不要になります。
このほかにも、Looker Studio Proは Google Cloud カスタマーケアの技術サポートの対象となるという利点もあります。
興味がある方は、こちらからメールアドレスを登録
ここまで新製品「Looker Studio Pro」の新機能を紹介してきましたが、記事執筆時点(2023年1月12日)では、サービス開始日の発表も、利用料金のアナウンスも行われていません。
ですが、Looker Studio Proに興味があるという方は、下記Google Cloud Japan ブログの記事からメールアドレスなどを登録しておくと、サービス開始時に連絡をもらえるそう。
Looker Studio Pro のスタートガイド