RPAとは?メリットや導入事例とともに図解!
近年、業務効率化や人件費削減によるコストカットが求められています。
また、人口減少によって企業は人材確保がますます困難になると考えられています。
その中でRPAと呼ばれる技術が注目を集めています。
しかし自社の労働生産性を向上させるためにRPAを導入しようと考える企業は増えていますが、実際どのようにRPAが業務効率化に役立つのかがよく分からない方も少なくないと思います。
そこで今回はRPAとその導入時の効率化例を図解します!
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導入 RPAを導入することのメリットとは?
RPA(Robotic Process Automation)とは、人がコンピューター上で行っている定型作業を人に代わって自動化する技術のことをいい、別名「仮想知的労働者(デジタルレイバー)」と呼ばれています。
人が作業手順を登録しておけば自動でクリックやデータ入力をおこなってくれます。
また仮に現場で作業内容が変更になっても、現場レベルで変更になった部分を修正することが可能になっています。
そのため従来の業務自動化方法に比べて柔軟性が高いのが特徴です。
RPAのメリットとしては、主に3つあります。
1つ目は反復作業の代行です。
反復的で付加価値の低い作業をRPAに任せることで人間はRPAが対処できないより高度・創造的な業務を行うことが出来ます。
2つ目は業務の生産性向上です。
業務の質やコンプラ、安全性などを向上することが出来て、業務を迅速に処理することで組織の処理能力向上にもつながります。
3つ目はコストカットです。
作業工程さえ登録してしまえば昼夜問わず自動で業務を処理してくれるのでRPAを管理する人とRPAが対処できない業務に対応する人のみで人件費が住むというメリットがあります
課題 実績の多い代表的なRPAツールを紹介!
多くの企業での実績がある代表的なRPAツールを紹介します。
1つ目はWinActorです。
NTTグループが開発した日本国内でシェアNo.1の提供実績を誇るRPAツールで、高い信頼性・完全日本語対応・プログラミング知識が無くても自動化可能なことが特徴です。
2つ目はUiPathです。
アメリカのUiPath社が開発したこのツールは、完全日本語対応していることやサーバーに接続することなくPCにダウンロードしてデスクトップ側で自動化できるなど柔軟性が高いことが特徴です。
また無料のオンライン学習サービスが利用できることも高い人気を支えています。
3つ目はBizRobo!です。
アメリカのKofax社が開発した「Kofax Kapow」の日本語版となっているこのツールは、1つのライセンスで多くのRPAを利用できるので大規模導入に向いています。
またドラックアンドドロップで直感的に操作できるので、使いやすいツールとなっています。
解決 RPAを活かした業務の効率化の例とは?
それではRPAを活かした業務効率化の事例をネットで調べてみましたので見ていきましょう。
1つ目は日本郵政の情報システムだった部署が独立して出来たNYK Business Systemsです。
営業やオペレーターの定型業務を効率化するためにRPAを導入しました。
費用対効果に見合うのかという心配があったものの、新人社員で30分以上かかっていた営業の予実管理が数分で完了するようになりました。
それにより他の業務の質が向上したり心理的な負担が減少したりと、高い効果を得られました。
2つ目は転職支援や求人広告をおこなっているウェルクスです。
RPA導入前は、手入力で個人情報の変更や30時間以上かけてメールマガジンの配信・登録解除をおこなっていまいた。
また入力ミスによるユーザーからの信頼性低下という問題も抱えていました。
RPA導入によって毎月60時間以上の業務時間削減が可能となりユーザーからの信頼も取り戻せるなど、RPAをうまく活用した例と言えるでしょう。
結論 業務効率化以上の価値を提供してくれるRPA
RPAを活用して定型業務を自動化することで、人がより創造的で高度な業務に専念することや業務効率化によるコストカットが可能になります。
更に、手入力によるミスがなくなるのでヒューマンエラーによる損失が減少したり企業の信頼度向上にもつながるなど、RPAは単なる業務効率化以上の価値を提供してくれます。
また、近年のAIの発達によってRPAに用いられる機械学習や画像認識技術の性能は非常に高くなっており、人にしかできないと思っていた業務も実はRPAでの自動化が可能になっているかもしれません。
ですので日々の定型業務を自動化したいと考えている方は、ぜひ一度RPAの導入をご検討されてみてはいかがでしょうか?