用語集
2021/09/27
SiNCE 編集部

クレドがないのはデメリット?経営理念との違いも

クレドは、経営理念や企業理念と一緒にされがちな言葉です。しかし、クレドはもっと具体的な信条や行動指針を指しています。また、従業員一人一人に向けた向けたものとなっています。クレドとは何かをしっかり理解して従業員の育成や成長にも役立てるといいでしょう。
今回は、クレドについて図解します。経営理念、企業理念との違いについても理解するための参考になります。また、クレドがないことで生じるデメリットについても知ってください。

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導入 クレドとは?経営理念との違いは?

クレドは、創業時に企業が掲げる経営理念や企業理念とは内容や目的が異なるものです。

経営理念や企業理念は、企業の存在意義や社会的責任について書かれています。

一方、クレド(Credo)とは、ラテン語で志・約束・信条を表す言葉です。従業員が心がける信条や行動指針のことを意味します。企業の改革や組織の環境開発、最近では多いコンプライアンスを保った経営を目指すために大切なのがクレドです。

クレドは、会社全体の従業員向けに作られているので、これを従業員に周知させると、様々な効果が生まれます。

例えば、一人一人が主体的な考えをもつようになり、従業員のモチベーションアップに繋がります。

課題 クレドの効果は?浸透していないことでのデメリットはある?

クレドがあり、それが浸透すれば従業員が主体的になりモチベーションが上がる効果があります。

しかし、浸透しない場合にはデメリットもあります。 従業員のモチベーションが高くないことで退職率が上がり、採用コストも増加したりするでしょう。

クレドが浸透していないと、ベンチャー企業でハードワークを課した場合に退職する社員も増えたりします。 経営理念や企業理念だけでなく、従業員のクレドがあることでこうしたデメリットが防げるようになります。

またクレドがないと従業員の意識改革や育成もしっかりできないというデメリットがあるでしょう。

企業の不祥事も多発するようになり、コンプライアンスの問題も増加する可能性があり注意が必要です。

解決 クレドの設定手順とは?従業員主体が大事!

クレドの設定手順ですが、クレドは従業員主導で作るのがおすすめです。

各部署からの代表で内容の議論を重ねていくといいでしょう。そして、従業員全体のアンケート調査なども行いながら進めましょう。

従業員の声を聞き、一人一人にわかりやすい文章にするのが基本です。

そうすることで、従業員が具体的に行動に移しやすい内容にしましょう。より具体的な内容まで落とし込むのがポイントとなります。

そして、出来上がったらクレドカードとして全員に配布。従業員の手元にあっていつも確認できるようにします。

この設定手順のように従業員主体で行われない場合は、目的が理解されずにクレドが浸透しないケースもあります。浸透しなければ意味がありませんので注意しましょう。

結論 クレドでは自社の存在意義やブランドの客観的な分析も不可欠

クレドでは、従業員向けとして自社の存在意義や企業ブランドの客観的な分析も行って文章化することが大切です。

経営理念や企業理念を従業員レベルまで落とし込んだ内容にします。そうすることで、従業員の育成、モチベーションのアップができます。

退職者を減らすこともできるという点でもクレドが有効です。 その際、自社の存在意義や企業ブランドの客観的分析が難しければ、分析会社に依頼するのも有効な方法です。

ズカイズムでも相談に乗っています。

クレド作りは、コンプライアンスの問題などもあり、従業員の育成、モチベーションのアップなど、これから益々重要になってきます。

時間を割いてクレド作りを行っていくことは、会社にとって不祥事の発生などデメリットも減らせておすすめです。

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