コロナ禍でのコスト削減で大注目!?知らないとまずい”DaaS”の活用方法とは!

DaaSという言葉を聞いたことはありますか?DaaSとは”Desktop as a Service”の頭文字を取った略語で「ダース」と読みます。端的にいうとデスクトップ
を仮想化する技術全般をDaaSと呼びます。
今、コロナ禍によって様々な企業がコスト削減や働き方改革でのリモートワーク環境の構築に四苦八苦しています。
その中、”DaaS”がコロナ禍でのコスト削減やリモートワーク推進に大きく貢献すると話題になっています。では、なぜデスクトップを仮想化することがコロナ禍で求められているのでしょう?今回はそんな大注目のDaaSについて解説します!
目次
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導入 デスクトップの仮想化=パソコンが要らなくなる!?
デスクトップの仮想化とは、極端に言えばパソコンの大まかな機能をインターネット上(クラウド)に組み込んで運用するということになります。ここでは、デスクトップ=アカウントごとのデータと、認識してもらってOKです。
例えば、仕事用のパソコンは会社の機密情報が入っているため、もしプライベートで使っている時になにかの間違いで情報が流出したら大変だから、仕事用パソコンとプライベートのパソコンを分けて使用している、という方は多いと思います。
ただ場合によってはパソコンを2台持ち運んだり、データを持ち運びたい時は会社に備え付けのパソコンからUSBでいちいちデータを取ってきたりと、運用にものすごく手間がかかるのが課題でした。
しかしデスクトップを仮想化する、つまりパソコンの大まかな機能や情報をインターネットに保存しておけば、「個人が好きな時に・好きな場所で・どんなPCからでも」アクセスする事が出来ます。そうすればPCが1台あれば、仕事する時は仕事用のデスクトップをネットから持ってきて、プライベートの時はプライベート用のデスクトップをネットから持ってくるだけでいいので、PCを複数持ち歩いたり会社のパソコンからデータを持ってくるという作業が不要になります。
課題 PCの数を減らす事が出来て、社員はどこにいてもPCが1つあれば仕事が出来る
デスクトップを仮想化するとはどういうことなのか見てきましたが、デスクトップ仮想化によるメリットをもう少し具体的にみていきましょう!
①企業側メリット
・PCの数を削減出来る=コスト削減
社員への貸与用のPCの数を削減できるため、大幅なコストカットを期待できます。例えば、コロナ禍で社員がリモートワークになってオフィスに来なくなると、会社にあるPCのほとんどが遊んだ状態となってしまいます。DaaSを導入する事で、PC台数を削減して最低限の数のみで運用することが可能です。
・セキュリティが守られる
昨今、社員による無断での社用PCの利用(シャドーITといいます)が問題となったり、機密情報が入ったUSBをなくしてしまったなど、情報セキュリティを確保することが重要となっています。DaaS導入によって社用パソコンの用途の監視やデータの持ち運びが容易になるため、セキュリティ対策にもなります。
②社員側のメリット
・どこでも社用PCで働ける
パソコンが一台あれば会社用アカウントに接続出来るため、働く場所が限定されることがありません。
・リモートワークの負担が減る
リモートワークのためにわざわざパソコンなどを買ったりしなくて済むため、経済的にも恩恵があります。例えば、DaaSは駆動するOSも自由に設定出来るため、プライベート用のMaCで、Windows OSを使い仕事をする、というようにOSに縛られてパソコンを買う必要がなくなります。
解決 自社の目的にあったDaaSのはじめかたをしよう
DaaSは導入の仕方によってコストや出来ることが変わってきます。自社の目的やコストに見合う導入形態を選ぶことが大切です。
①プライベート型
簡単にいうと「1から自分達で色々と開発して実現するDaaS」がプライベート型です。自分達の好きなようにクラウド(デスクトップを組み込む場所)を運用出来るため、セキュリティが強く様々なニーズを実現出来る柔軟な運用が可能になります。しかし、その分コストや専門知識が必要になります。
②バーチャル型
「他の会社の技術を色々とつなぎ合わせて、自分達なりのDaaSを作ろう」というのがバーチャル型です。他の会社の技術をつなぎ合わせているとはいえ、カスタマイズは自分達で行うため柔軟な運用が可能です。プライベート型と比べてコストが安いですが、それでもある程度の専門知識が必要になります。
③パブリック型
DaaS環境を提供している業者と契約して、その業者が用意した環境でDaaSを行うのがパブリック型です。コストが最も安く、専門知識も不要なため最も導入しやすい形態になります。しかし、セキュリティやカスタマイズ面で課題があり、慎重に導入を検討する必要があります。

結論 専門知識を持つ人がいなければ、業者の導入サポートも検討しよう
ここまで、DaaSの導入形態ごとのメリットデメリットについてみていきました。
プライベート型やバーチャル型を導入したいが、専門知識を持つ人材が自社にいなければ、業者に導入のサポートを頼むことも有効です。メンテナンスなども負担する業者も多い為、DaaSを導入した際に削減出来るコストとそれらメンテナンス費用を比べてみて、メンテナンス費用の方が安ければ思い切って業者に導入・保守を依頼してみましょう。
ズカイズムでもDaaSに関するお悩みにお答えしています!困った事があれば、いつでもズカイズムに相談しに来てくださいね。