新しい働き方ギグエコノミーとは?企業が活用するメリットは?
Uber Eatsで一躍有名になりましたが、仕事を単発短期で依頼してそれを請け負う市場のことを「ギグエコノミー」と呼びます。「ギグエコノミー」は、最近ではより身近になったと言えるでしょう。
これまで求人難で採用に大きな経費を掛けていた企業も多くありましたが、最近ではネットでその場で働き手「ギグワーカー」を雇い、すぐに単発短期の仕事「ギグワーク」をお願いしている企業も増加しています。
今回は、「ギグワーク」について図解します。メリットについても参考にしてください。
目次
- 動画で図解を⾒る
導入 ギグエコノミーとは?具体例をご紹介
ギグエコノミーでは、単発短期で仕事を請け負うのが特徴です。
具体例としては、Uber Eatsがまず頭に浮かぶでしょう。スマホのアプリで仕事を依頼し、受ける側も簡単に仕事が受けられる仕組みとなっています。
Uber Eatsはこれまでのように継続した雇用契約を結ぶのではなく、雇用を短時間だけ委託するスタイルです。好きな時間に自由に働け、様々な人がUber Eatsで働いています。
他にも、単発短期の仕事と言う意味で、最近では自宅や別荘にゲストを宿泊させる民泊ビジネスも行いやすくなっています。これもギグワークの一つです。
また、単発短期で見つける飲食店やコンビニの仕事や家事代行などをフリーランスで請け負うのもギグワークです。
近年では社員のほとんどがギグワーカーというD2C企業の例もあります。
課題 企業側にとってのメリットとは?採用コストや固定費削減などたくさん!
ギグエコノミーでは、企業にとってのメリットが大きくあります。
これまで採用難で大きな経費を掛けていたコストの削減につながります。
また、求人広告を出して、面接をして選考する手間や時間も削減可能です。
必要な時に必要な人に業務委託ができることで、固定の人件費が大きく削減できるのもメリットです。
具体的に「こんな仕事を何時間お願いしたい」というギグワークを依頼して、それを専門的な人にお願いすることもできます。
幅広く仕事依頼ができ、それによって様々な人材を確保する際にも便利でしょう。あまり人件費を掛けずに業務拡大を簡単にすることができます。
そして、単発短期の仕事ですので、その時間ならできるという人も探しやすいでしょう。
解決 ギグワーカー利用時の諸注意とは?適切な運用のために必要なこと
ギグエコノミーには、ただしデメリットもあります。ギグワーカーを利用する際には、適切な運用をするための準備も大切です。
単発短期の仕事ですが、適切な契約をしっかり交わさなければ、セキュリティ面や品質面、サービス面、人間性の面などで問題が起こりやすくなります。十分なチェックができませんので心配なことも多くなります。
そのため、ギグワーカー向けのマニュアルなどを徹底させることが大切です。 また、ギグワークでは雇用契約を結ばないことが多いのですが、仕事の都度契約を結ぶ雇用型ギグワークもあります。この場合は、労災保険や最低賃金などの保障などが充実しています。
何か問題があった場合に備えて、雇用契約を結ぶことも考えてみるのも必要でしょう。
結論 ギグエコノミーを活用して人件費を柔軟に調整しよう
ギグエコノミーは、コロナ禍など多くの人がテレワークをしている場合はとても活用しやすいでしょう。そして、これからの時代はこうした単発短期で仕事を依頼する機会も増えてくるのではないでしょうか。
フリーランスでその仕事に適した人を雇うことで、業務拡大ができることもあります。
また、ギグエコノミーでは固定の人件費の削減ができるのもメリットです。セキュリティ面などを強化した上で、フリーランスの人を活用してみるといいでしょう。
新しい雇用の形としてギグエコノミーは、企業にとって大きなメリットがあります。ギグワーカーに関しては、福利厚生や社会保障などの問題もありますが、その辺も検討しながら積極的に取り入れてみませんか。
柔軟に市場の変化やニーズに応えていくことが可能となるでしょう。