KGIとは何なのか?KPIとの違いやメリットと一緒に解説!

企業・組織がプロジェクトや事業を進める上で最終目的を定量的に評価する指標であるKGI(Key Goal Indicator)。
働いている方であれば一度は聞いたことがあると思います。
しかし、KGIとKPIとの違いが曖昧で普段何となく使っていることはありませんか?
それでは、KGIの設定する目的が分からずKGIを設定するメリットを活かしきれてないかもしれません。
そこで今回は、KGIの意味・KPIとの違いを図解を用いて解説していきます!

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導入 そもそもKGIとは何なんだろう?KPIとの違いはどこにある?

そもそもKGIという言葉はいつごろから使われ始めたのでしょうか?

KGIは1990年頃にハーバード大学が発行するビジネス誌である「ハーバードビジネスレビュー」に掲載された論文の中で利用されて、そのうち欧米のビジネスシーンで使われ普及し始めたとされています。

ではKGIと一緒に利用されることの多いKPIとの違いは何でしょうか?日本語で重要業績評価指標と訳されるKPI(Key Performance Indicator)は、プロジェクトや事業の最終目標を達成する上での中間目標を、定量的に評価する指標のことです。

つまり、KPIを達成していけばKGIが達成できるような関係になっています。

KPIは日々の業務で何を目指すべきなのかを定量的に表したものなので、きちんと理解しておくことが大切です。

課題 KGIがビジネスでよく使われるケースは?意味や発祥を解説!

ではKGI(Key Goal Indicator)はどういう言葉の意味なのでしょうか?

日本語では重要目標達成指数と訳されるKGIは、最終目標を定量的に評価する指標です。

例えば、『痩せる』という目標があったとします。この場合、痩せていることを定量的に評価する指標は体重なので、KGIは「1カ月で体重マイナス5kg」のようになります。

ではビジネスシーンでよく使われるケースはどのようなものがあるのでしょうか?

例えば、起業間もない会社や新規事業では企業の安定性を高くするために、なるべく早く売上を伸ばすという最終目標が考えられます。

この場合、KGIは『1年で売上を150%を達成する』というようなものになります。

このように、ビジネスシーンにおいてKGIは会社の達成したい最終目標に合わせて定量的に設定されます。

解決 KGIを設定する理由やメリットとは?KPIとの関連性も交えて図解!

ではなぜKGIを設定しなければならないのでしょうか?KGIを設定するメリットは主に3つあります。

1つ目は、具体的な業務に落とし込みやすくなることです。

先ほどの例では、『起業間もない会社の安定性を上げろ』と言われても何をしてよいのか、いまいち分かりません。
また人によって目標達成のために何を目指して業務をおこなえばいいのかという解釈がことなり、チームの方向性が定まりません。

KGIを設定し、それに基づいてKPIを設定することで、各メンバーが定量的な目標を持って日々の業務を行うことが出来ます。

2つ目は、どれほど目標が達成されたのかが明確になることです。

目標を定量的な指標で表すことで、具体的な進捗を把握でき、プロジェクト管理がしやすくなります。

3つ目は、KGIに基づいて業務の優先順位をつけることが出来ることです。

KGIへどれほど寄与するのかという観点でタスクを整理して優先順位をつけて業務をすることで、効率的に目標を達成することが出来ます。

結論 KGIを理解することで日々業務の目標が明確になる!

1990年代から使われ、今では日々の会議や進捗報告で使うことの多いKGIですが、KGIはプロジェクトの最終目標を定量的に評価する指標としてプロジェクトを管理・実行する上で非常に重要です。

KGIを設定してKPIを決めることで、日々の業務で何を達成すればいいのか明確になり、進捗把握や優先順位付けなど様々な恩恵が受けられます。

また、プロジェクトリーダーやチームリーダーだけがKGIを理解するのではなく、チームのメンバー全員がKGIを理解することで日々の業務がより効率的になり目標達成しやすくなりますので、KGIを知らずに業務をしていた方はぜひ一度自分のプロジェクトのKGIを確認してみてくださいね!

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