用語集
2021/11/05
SiNCE 編集部

Society5.0とは?企業が適応していかなければならない未来とは?

サイバー仮想空間とフィジカル現実空間をシステムによって高度に融合させたのがSociety5.0(ソサエティ5.0)です。内閣府で「第5期科学技術基本計画」が設定され、サイバー空間とフィジカル空間の融合社会、経済発展と社会的課題の解決を両立する社会、人間中心の社会(Society)」を目指すことが説かれています。
未来のSociety5.0の世界では、どんな企業が生き残るのかも気になります。今回は、私たちが適応していかなければならない新しい世界Society5.0について図解しますので、参考にしてください。

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導入 Society5.0とは?サイバー空間とフィジカル空間の融合

現在はSociety 4.0と言われていますが、日本が最新技術で目指す未来の社会としてSociety 5.0が提唱されています。

Society 5.0は、サイバー空間とフィジカル空間の融合ということで、例えば、IoT(モノのインターネット)が進み、人とモノがリアルに繋がる世界が想定されています。

そしてIoTによって、様々なデータが収集されそれをAI(人工知能)でそれを活用するようになれば、フィジカル空間で必要な情報が提供されるようになります。 自動車の自動運転やロボットでの工場作業、ドローンでの配達なども可能になり、Society 5.0が実現していきます。

課題 Society5.0に対応しきれないと低迷?企業が生き残るには?

これからの世界は、Society 5.0となっていきますので、対応しきれない企業は売り上げが低迷していくことが考えられます。IoTやAIの導入で単純作業や重労働は削減されて効率化が図られます。

工場などだけでなく、サービス業も無人店舗などが増加し、人手不足は解消されるでしょう。技術もAIで伝承されることが増加します。

企業が生き残るには、新しい形の事業を展開していくことも必要となるでしょう。業態、業種を超えた企業連携などを行っていくことも大切です。

また、経済発展と社会的課題の解決の両立ができるようになると言われ、これからの企業は、IoTやロボット、AIの先端技術を活用して一人一人のモノやサービスへの細かなニーズに応えることが可能になります。そうすることによって、経済発展と社会的課題の両立を目指す企業が増えていくでしょう。

解決 Society5.0に対応するために企業が取り組むべきこととは?

Society5.0では、医療では例えばIoTやAIを利用した遠隔診療や予防医療が進み、健康管理が充実していくでしょう。

また、労働力不足の農業ではICTやロボット技術を使った新しいスマート農業も検討されていきます。

RPA(仮想知的労働者)の導入も考えられていて、顧客情報の登録作業やECサイトの更新作業など、情報収集や登録処理といった単純事務作業やデータ分析を効率化する企業も既に出てきています。

慢性的な人手不足を解消するために、こうしたところからRPAを活用していくのもおすすめです。

また、店舗では既にOMO型の無人店舗が導入されていますが、それだけでなく、これからはARやVRで体験するような店舗も現れるでしょう。既にコロナ禍で、ARやVRの店舗体験も少しずつ現実味が出てきています。

新しい店舗展開や体験に取り組む企業も増加。効率化を図ることによって、より細かく一人一人のニーズに寄り添う物やサービスの提供が可能になってきています。

結論 Society5.0を上手く活用して新しい時代のリーディングカンパニーに!

サイバー空間とフィジカル空間の融合ということで、IoTやロボット、AIを活用が企業で進んでいます。

これからは最新のシステムを導入し、企業としての効率化、経済発展をしつつ、社会的課題の解決にも取り組むことで、新しい時代のリーディングカンパニーになりえるでしょう。

システムの導入、最初のうちは難しいことも多いでしょう。しかし、早く導入することが重要です。データ分析企業やコンサル会社に依頼して導入してみる方法も有効です。

ズカイズムでも、数多くの企業のデジタル経営化を推進していますので相談してください。 Society5.0を目指して様々な業態、業種で既に取り組みを始めています。上手く活用して乗り遅れないようにしてみるのがおすすめの方法です。

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