マーケティング
2023/08/16
末川 愛梨

[後編]A/Bテストってどうやるの?~計画から評価まで~

catch-img-in_canva

Webページ内におけるバナーのA/Bテストを行い、そのために必要な手順や使用するツールを前編・後編に分けてご紹介していきます。今回は作成した複数パターンのバナーをA/Bテストを行うことができるよう、手順を追って設定を行います。

Do段階-Hubspot編

前編ではCanvaやAI生成ツールを用いて複数パターンのバナー画像を作成しました。



後編ではA/Bテストを実行するための設定を行います。

まず前提としてA/Bテストには一定期間ごとに1パターンずつ表示させて測定する方法と、複数パターンを同時に並行して測定する方法があります。今回は季節性による影響を受ける可能性を排除するために、並行して測定する方法でテストを行います。

このように並行して行うテストのことを多変量テストと言い、ツールによっては多変量テストの測定機能がないこともあるのでよく調べてからツールを選定しましょう。今回私は元々使用していたHubspot上で多変量テストを行うため、必要な設定手順を追って説明します。まずは

A,Hubspotにてマーケティング>リード情報の収集>CTAを選択

B,右上のオレンジボタン”CTA作成”をクリック

C,Plan段階で自分が考えたCTAボタンになるように作成し「保存」

すると以下のボタンが下部に現れます。

capture_save-button

今回はA/Bテストを行うため「多変量テストを作成」を選択し、またCの手順に戻って残りパターンのCTAボタン作成を行います。

[限定対象]Do段階

この手順は直接HubspotでCTAを作成している方には不要な手順ですが、私はWordpressを使用しており、Hubspotと連携する必要があったのでその操作について説明します。

Hubspot

一通り比較するCTAバナーの作成が完了したらHubspot-A画面まで戻ります。そして作成したCTAの名前部分に表示されている「アクション」をクリックし、埋め込みコードを選択します。

Check/Action段階-[今後の流れ]

Hubspot上でどのパターンのバナーがどれだけクリックされているのかは以下のようにグラフ化されています。

A-or-B_graph

それぞれパターンごとにクリック数が見えるようになっており、ここから「黄色パターンは赤色の背景に白文字という対比のあるバナーだかたクリックされたのかな?」や「一回もクリックされていないパターンはは他と違ってキャッチコピーがターゲットに刺さっていないのでは?」など傾向を掴み、今後はそれに対してさらにバナーに修正を加えることでよりクリックされやすいバナーにしていきます。

「こんな感じのバナーを作ればクリック数が上がる!」という正解はありませんが、このようにA/Bテストを行うことでより最適なバナーを作成することはできます。

A/Bテストについて、「どうしたら良いか分からない」や「ひとまず話を聞いてみたい」という方は、下のお問い合わせボタンよりご相談ください。

New call-to-action