UTMパラメーターとは?作成方法も解説!
広告運用やサイト分析をする際にWebサイトに訪問した方がどこから流入したのかを分析するために必要なUTMパラメーターについて解説します。
目次
UTMパラメーターとは
UTMパラメーターは、ウェブトラフィックのソースを追跡するためにURLに追加される特定のクエリパラメーターです。広告運用だけでなく、様々なソースからのトラフィックを追跡し、それを分析するため、ウェブトラフィック全般の分析やトラッキングにも利用が可能です。
☆豆知識
UTMは「Urchin Tracking Module」の略で、元々はUrchinというウェブ分析ソフトウェア(Google Analyticsの元となった製品)に由来しています。
タイプについて
また、UTMパラメーターには主に5つのタイプがあります。
1. utm_source:トラフィックのソース(例:google、newsletterなど)
2. utm_medium:マーケティングの媒体(例:cpc、emailなど)
3. utm_campaign:特定のキャンペーン名(例:summer_saleなど)
4. utm_term:広告キャンペーンでのキーワード(オプション)
5. utm_content:A/Bテストやコンテンツの特定バージョンを区別するために使用(オプション)
これらのパラメーターをURLに追加することで、特定の広告やマーケティングキャンペーンがウェブサイトへどのようにトラフィックをもたらしているかを正確に分析が可能です。
パラメーターの作成方法
パラメーターは手動で作成することもツールを利用して作成することも可能ですが、ツールを利用することで記述ミスなく簡単に作成が可能です。
今回は、Google Campaign URL Builderを利用して作成する方法を解説させていただきます。
Google Campaign URL Builderを利用して作成
Google Campaign URL Builderは、WEBサイトリンク用の無料で作成できるUTMパラメーター付きのURLを簡単に作成できるツールです。
他にAndroidアプリ用やiOSアプリ用の異なるツールが存在します。
https://ga-dev-tools.google/ga4/campaign-url-builder/?sjid=8947343235878069083-AP
ステップ1
ウェブサイトのURLを入力
Website URL
トラフィックを追跡したいウェブページのURLを入力します。
ステップ2
キャンペーンソースの設定
Campaign Source (utm_source)
このトラフィックがどこから流入しているかを入力します。
例えば、Google広告やGoogle検索であれば「google」と入力し、Facebook、emailなど参照元を入力します。
ステップ3
キャンペーン媒体の設定
Campaign Medium (utm_medium)
流入元が同じでも自然検索なのか広告で流入したのかを分析するために、キャンペーン媒体を入力します。
入力名称は、Google analyticsがデフォルトで用意しているチャネルでの分類に合わせると良いです。以下はデフォルトで用意されているチャネル種別と、それぞれに振り分けられるメディア名を簡単にまとめておりますので、参考にしてください。
ステップ4 任意
キャンペーン名の設定
Campaign Name (utm_campaign)
特定のキャンペーンやプロモーションを識別します。
例えば、summer_sale、new_product_launchなど、キャンペーンの具体的な名前を入れます。
その他 任意
**キャンペーンターム**
**Campaign Term (utm_term)**
広告キャンペーンの検索キーワードに使用します。検索広告を利用している場合に特に役立ちます。
**キャンペーンコンテンツの設定**
**Campaign Content (utm_content)**
同じキャンペーンで異なる広告内容やリンクを区別するために使用します。A/Bテストや複数の広告バナーがある場合に便利です。
完成したURL
上記のステップを全て入力後ページ下部に作成がされます。
今回は本ブログで下記の内容で作成してみました。
◻︎完成URL
オンラインツールの比較
パラメータを生成するためのツールはいくつかあり、それぞれに特徴があります。
以下は、いくつかの一般的なUTMパラメータ生成ツールの比較表です。
ぜひご自身の利用用途に合ったツールをご利用ください。
まとめ
UTMパラメーターを上手く活用することで、オンラインマーケティングの効果を最大限に活かしていただければ幸いです。