Gitのスマートな使い方: 「.gitignore」で不要なファイルを巧みに回避

.gitignore ファイルを使用することで、ログファイルや構成ファイルなど、バージョン管理に含めたくないファイルを簡単に除外できます。この記事では、.gitignore の基本的な使い方と、具体的な使用例を紹介します。
はじめに
Gitはプロジェクトのバージョン管理に欠かせないツールですが、全てのファイルを追跡する必要はありません。特にデータ量の多いcsvファイルなどが含まれている場合、gitの容量エラーとなってしまう可能性もあります。.gitignore ファイルを使用することで、ログファイルや構成ファイルなど、バージョン管理に含めたくないファイルを簡単に除外できます。この記事では、.gitignore の基本的な使い方と、具体的な使用例を紹介します。
gitignore ファイルの作成と基本的な使い方
「.gitignore
ファイルの作成」
1.ターミナルを開き、Git リポジトリのルートディレクトリに移動します。
2.touch .gitignore
コマンドを実行して .gitignore
ファイルを作成します。
touch .gitignore
3.ls -a コマンドを使用して、.gitignore ファイルが正しく作成されたことを確認します。
ls -a
「ファイルやディレクトリの無視」
1.vi .gitignore コマンドを使用して .gitignore ファイルを開きます。
vi .gitignore
2.無視したいファイルやディレクトリの名前を追加します。例えば、train.csv を追加する場合は次のように記述します。 ※「i」で書き込み、「esc」→「:wq」で保存します。
「.gitignore のコミット」
1.git status コマンドを使用して、変更されたファイルを確認します。
git status
2.gitignore ファイルをステージングエリアに追加します。
git add .gitignore
3.変更をコミット&プッシュします。
git commit -m "Add .gitignore" git push
注意点
.gitignore
に追加されたファイルは、それ以降 Git に追跡されません。よってすでに追跡されているファイルを .gitignore
に追加する場合、Git のインデックスからそのファイルを削除する必要があります。
.gitignore
ファイルはプロジェクトのルートディレクトリに配置するのが一般的です。
まとめ
.gitignore ファイルを適切に使用することで、Git リポジトリを整理し、管理を簡素化できます。この記事が、Git を効率的に使うための一助となれば幸いです。