BI
2023/06/29
飯沼 佑太

【Lookerの使い方ガイド】単一値を用いたデータの可視化

Looker

本ブログでは、Lookerを使って単一値を作成し、データの可視化する方法を解説します。都道府県別の今年の中古マンションの売上実績を例に、データセットの選択からテーブルの作成までの手順を説明します。Lookerを活用して効果的なデータ表現を実現しましょう。

単一値の作り方

今回は、前回作成した「年度別の中古マンションの売上推移」を折れ線グラフやフィルタを活用して実装していきます。まだ、前回の記事を見ていない方は下記リンクから確認してみてください。

折れ線グラフや表グラフでは「今年の東京都の売上」を一目で確認はできません。そんな時に活用できるのが単一値です。これは、一つの数値のみデータを可視化させ、閲覧者に与える情報を最小化することができます。

今回は各都道府県の今年の売上実績を単一値を活用して可視化する方法を解説していきます。まず、前回同様「ビジュアライゼーション」から可視化するデータセットを選択します。



次に今回使用するデータ項目を選択します。今回、各都道府県の今年の売上実績を可視化していくため下記図の①のメニューから「Sale Year(販売年)」「Prefecture(都道府県)」「Priceの合計(販売実績の合計)」を選択します。そして、今回単一値による可視化を行うため「ビジュアライゼーション」の中から「単一値」を選択します。



そうすると、下記のように単一値のブロックが表示されます。



次に、前回同様単一値に対しても都道府県のフィルタを設定していきます。今回は、前回のフィルタに追加する形でフィルタの設定を行います。まず、前回実装したフィルタの③をクリックしメニューバーを表示させます。その後、④の「編集」ボタンをクリックし設定画面に遷移します。



そうすると、下記図のような画面が表示されます。このメニューの⑤の「更新するタイル」をクリックします。



すると、下記図のようにフィルタの対象先のグラフや図で使われているデータセットの一覧が出てきます。ここの⑦にあたる今回作成したグラフの都道府県にあたるデータ項目を選択します。



そうすると、フィルタで選んだ都道府県の売上実績を可視化することができます。

まとめ

今回はLookerを使用して、データを単一値で可視化する方法を解説しました。皆様もぜひ使ってみてください。

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