GitHubとLookerの連携方法
本記事では、Lookerでファイルのバージョン管理を行うために、GitHubとLookerを連携させる方法を説明します。
はじめに
LookerはGoogle Cloud Platformで提供されているBIツールです。Lookerでは、ファイルのバージョン管理のためにGitを使用することが効果的です。そこで本記事では、GitHubとLookerを連携させる方法を説明します。
SSHを使用したGitHubとLookerの連携方法
以下の手順で、GitHubとLookerの連携を設定することができます。
- GitHubにアクセスし、メールアドレス・パスワード・ユーザー名を入力してアカウントを登録します。

- GitHub上で新しいリポジトリを作成し、SSH URLをクリップボードにコピーします。

- Lookerの [Development Mode] をONにします。開発プロジェクトの [Gitを構成] ページで、GitリポジトリのSSH URLを貼り付け、 [Continue] を選択します。


- GitHubリポジトリのデプロイキーが表示されるので、デプロイキーをクリップボードにコピーします。

- GitHubリポジトリの [Settings] の [Deploy keys] ページを開きます。[Add deploy key] ボタンを選択します。

- デプロイキーのタイトルを入力し、Lookerからコピーしたデプロイキーを貼り付けます。さらに [Allow write access] を選択し、[Add key] を選択します。

- Lookerウィンドウに戻り、[Test and Finalize Setup] をクリックします。
以上の手順で、LookMLプロジェクト用にGitが構成されます。
なお、Lookerの開発プロジェクトの [Git接続をテスト] から、LookerとGitが正常に接続されているかを確認できます。

GitHubリポジトリの非公開設定
外部に漏洩してはならないソースコードを扱う場合、GitHubリポジトリを非公開に設定することが必要です。非公開に設定されたリポジトリは、管理者からアクセスの許可を与えられたGitHubアカウント以外は参照出来ないようになっています。
以下のようにしてGitHubリポジトリを非公開に設定できます。
・新しいリポジトリを作成する際の設定方法
[Private] を選択して [Create repository] をクリックします。

・既存のリポジトリの設定方法
リポジトリの [Settings] ページに移動します。[General] ページの一番下にある [Danger Zone] の [Change visibility] をクリックすると、公開・非公開の設定を変更できます。

まとめ
本記事では、GitHubとLookerの連携方法について説明しました。Gitを利用することで、Lookerの開発プロジェクトのバージョン管理を行うことができるので、ぜひ本記事を参考に試してみてください!
