【Looker✖️AI】拡張機能Explore assistantとは?

普段業務でLookerを使用したデータ可視化を行っています。使っていく中でLooker独自の言語を覚えなければいけなかったり、SQLを書かなければいけなかったり、、などと意外と学習コストが高いなんて思った方いないでしょうか?
今回はプロンプトを投げるだけでダッシュボードを生成できてしまう拡張機能「Explore assistant」について紹介したいと思います。
はじめに
普段業務でLookerを使用したデータ可視化を行っています。使っていく中でLooker独自の言語を覚えなければいけなかったり、SQLを書かなければいけなかったり、、などと意外と学習コストが高いなんて思った方いないでしょうか?
今回はプロンプトを投げるだけでダッシュボードを生成できてしまう拡張機能「Explore assistant」について紹介したいと思います。
Looker explore assistantとは?
チャット形式でデータなどへの問い合わせができ、自然言語のみでチャートなどを自動生成してくれるツールのことです。AIはGeminiを使用しているので、日本語も問題なく利用することができます。
これはLooker公式が提供している機能ではなくあくまでも拡張機能なため、かなりカスタマイズ性があります。
ソースコードはGithub上に公開されており、誰でも見ることができます。
https://github.com/looker-open-source/looker-explore-assistant/
Githubを見る限り、フロントエンドはReactによって構成されているようです。
実際の使い方についてみてみましょう。
導入方法
拡張機能を導入するには実は工数を多く要するのでここでの説明は割愛しますが、基本的には開発元Githubに記載されている手順通りで、
この記事の通りフロントエンドの設定を行い
この記事の通りバックエンドの設定を行えば完了です。
一つ注意点として、GeminiAPIを呼び出しているため、使用料金が発生するということです。
料金はVertexAIを通して接続されているGoogleCloudアカウントに対して発生します。
実際の画面
以下が使用している画面イメージになります。(公式から引用)
このようにチャット形式で誰でもデータからチャートが作成できるようになっています。
ちなみに、これらはURL上ににあるクエリパラメータの情報を使用して生成しているため、クエリパラメータとして情報が渡されないプロンプトを打つと期待しないチャートが返ってくる可能性があります。つまり難しすぎるプロンプトには弱いようですので、特定のこの部分のみ抽出みたいなことはまだ再現が難しそうです。
終わりに
今回はLookerの拡張機能であるExplore assistantについて解説しました。
個人的にはこれを公式に取り入れてもらって、さらに快適にLookerを使用できるようになればデータの民主化も進んでいくのではないかなと感じました。これからもAIの力はますます強くなっていきそうです。