用語集
2021/09/07
SiNCE 編集部

スーパーアプリとは?新時代を席巻するアプリ?

スーパーアプリが話題となっています。膨大なアプリが開発される中で、多くの人が日常的に使っているアプリはあまり多くないと言われています。多くの人が毎日平均8個程度のアプリを使い、1ヶ月に新しいアプリを1個~3個程度インストールしているという結果が出ています。
そんな中で、日常的に使うアプリを一つに統合するようなスーパーアプリが注目を集めています。便利でかつ面倒でないという意味で、今日本でも話題となっているスーパーアプリについて今回は図解します!

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導入 スーパーアプリとは何か?普通のアプリとの違いは?

「スーパーアプリ」とは何かですが、日常的に私たちが使うアプリを統合したアプリと言えます。

私たちが使うアプリは、毎日使うアプリは限られているのですが、様々なアプリが登場しています。

そうしたアプリを使うにはIDやパスワードを個別に作成し、クレジットカードを登録する必要などがあり、それらが多くなるととても面倒に感じます。1つずつログインすることも面倒だという人も多いでしょう。

その点スーパーアプリがあると、1つのアプリで統合されているために、たくさんのアプリを立ち上げなくてもこれだけで事足ります。

例えば、ホテルや飛行機、レジャー施設の予約に別々のアプリを立ち上げなくても、1つのアプリで済みます。統合されているために、便利なアプリと言えるでしょう。

課題 企業側がスーパーアプリを作るメリットとは?

スーパーアプリは、企業側にとっても多くのメリットがあります。ユーザーの囲い込みができる点は大きいでしょう。

スーパーアプリで多くのサービスをカバーすると、他社サービスへの流出を防ぐことができます。

また、収益も長期的に安定したものが期待できます。 さらに、このスーパーアプリを利用する人は、毎日使いますので世間での知名度アップやブランドイメージの定着に役立ち、企業価値が向上するでしょう。

スーパーアプリには、そのまま使えるミニアプリが多く登録されます。

このミニアプリによって多彩な事業展開が可能です。ミニアプリはiOSとAndroidの2つのOS向けに分けて開発する必要もなく、開発費が安くなるのもメリットと言えます。

解決 スーパーアプリのWeChat、AlipayやLINEの事例をご紹介

スーパーアプリの実際の事例としては、「WeChat」「Alipay」や「LINE」が挙げられます。

中国のインスタントメッセンジャーアプリ「WeChat」では、メッセージングから決済機能まで多くのサービスが利用可能です。

また、中国の「Alipay」ではタクシー配車やフード・デリバリーもできるようになっています。

最近ではヤフーのZホールディングスとLINEとの経営統合で、LINEにも注目が集まっています。

決済機能のある「LINEpay」やギフトを送る「LINEギフト」などのサービスも可能。

「LINEミニアプリ」で、飲食店や美容室の空き状況確認や予約などが行えるサービスもスタートしています。今後このミニアプリが増えることによって、様々なことがLINEで行えるでしょう。

「PayPay」も、ミニアプリで加盟店がそれぞれのサービス提供を開始。タクシー配車サービスやオンラインショッピング、ボーナス運用、ふるさと納税などの利用も可能。

ミニアプリ機能の充実によって、PayPayも決済アプリからスーパーアプリへと展開が行われています。

結論 スーパーアプリで利用者は便利に!企業は囲い込みが可能に!

スーパーアプリがあれば、多くのアプリをインストールして立ち上る必要もなくなります。

IDやパスワード、クレジット情報などの登録や管理の面倒さからも解放されます。利用者はより便利になるでしょう。

また、業者はスーパーアプリによって囲い込みができるのは大きなメリットです。

ミニアプリで、多彩な事業を集結させていくことで利用者も増やせます。ミニアプリが充実していけば、スーパーアプリ1つで何でもやれるようになり、新時代を席巻するアプリとなっていくでしょう。

ここからは、どんなミニアプリを揃えていくのかが大事なこととも言えます。毎日の生活に必要な様々なことが行える、便宜性の高いスーパーアプリになる必要があるでしょう。

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