そのほか
2024/08/14
彩未翔 増本

ChatGPTでのプロンプトの質向上: 最適な回答を引き出す方法

chatGPTのロゴ

この記事では、ChatGPTからもっと的確な答えを引き出すためのプロンプトの工夫について紹介します。ポイントは、質問の仕方にあります。この記事を読めば、誰でも簡単にChatGPTの効果を最大限に引き出せるようになります。

はじめに

「ChatGPTを使っているけど、思ったような答えが返ってこない…」「質問したいことは決まっているけどそれを言語化することが苦手。頭の中の考えを文章で考えられない」そんな経験ありませんか?

この記事では、ChatGPTからもっと的確な答えを引き出すためのプロンプトの工夫について紹介します。ポイントは、質問の仕方にあります。この記事を読めば、誰でも簡単にChatGPTの効果を最大限に引き出せるようになります。


プロンプトの質が重要な理由

プロンプトとは、ChatGPTに対して入力する質問や指示のこと。これがうまくいかないと、期待外れの結果が返ってくることが多いです。

例えば、友達に曖昧な質問をすると、相手も曖昧な答えを返してくるのと同じように、ChatGPTも適切な質問をしないと的確な回答が得られません。逆に、具体的で明確な指示を出せば、より的確で有益なアイデアを引き出せます。


以下の内容は「ブログを作成したい」という要望をChatGPTにお願いしたい場合の例や実践を示していきます。

深津式:シンプル&クリアなプロンプト作成法

深津式とは?


ChatGPTの「深津式プロンプト・システム」とは、noteのCXOである深津貴之さんによって考案されたフレームワークです。

深津式は、質問をシンプルかつ明確にすることで、ChatGPTから正確な答えを引き出す方法です。余計な情報を省き、聞きたいことを端的に伝えることがポイントです。


プロンプト例とその作成方法



このように、命令書で役割を定義して、制約条件を箇条書きでまとめるとChatGPTはとても答えやすいプロンプトになります。 しかし、このような文章すらも考えられない場合はどうしたらいいのでしょうか。 今回私はGPTsの「深津式プロンプトジェネレーター」を利用してみました。



これは深津式のプロンプトを作成するためのGPTsです。以下のように利用してみました。



さすがにこれだけでは情報が少なすぎたのか、プロンプトの作成に必要な質問をしてくれました。この質問に沿って、自分なりに回答すると深津式のプロンプトを作成してくれました。




このプロンプトを使用した結果



何か見出しも何もない文章になってしまいました。しかし先ほどのGPTsと対話を続けてより希望の制約条件を入力すればより良いものになるかもしれません。


シュンスケ式:詳細なプロンプトでブログ内容を深堀りする

シュンスケ式プロンプトとは、ひふみ株式会社の取締役である林駿甫さんが考案したプロンプトの入力形式です。

シュンスケ式は、質問に細かい条件やニュアンスを加えることで、より詳細な答えを引き出す方法です。ブログ作成では、記事の内容や構成に関する具体的な情報を提供することで、ChatGPTにより深い洞察を求めることができます。


プロンプト例とその作成方法



このように、細かい条件やニュアンスを加えることは深津式と変わらないかもしれません。しかし、限定的で具体的なプロンプトを書くのは、なかなか難しいですよね。

シュンスケ式プロンプトは利用者が質問するのではなく、「ChatGPTに質問させる」という発想で作られました。なので以下のような3つのセクションを繰り返すことでより良いプロンプトを生成します。



改訂されたプロンプト:このプロンプト文をそのままコピペで使うことができます

提案:このプロンプトで改善した方がいい箇所を理由をつけて説明してくれます。

質問:プロンプトを改善したい場合は、この質問に答えることでだんだん良くなっていきます。

質問をGPT側で考えてくれるので、それに回答するだけで自然と具体的で限定的なプロンプトになっていきます。


これを4~5回ほど繰り返すとなかなかの長文のよりChatGPTが答えやすいプロンプトになりました。



このプロンプトを使用した結果



いい感じに見出しや構成ができています。この記事もこのプロンプトでChatGPTに質問して作成しました。 ここで使用したGPTsは「ゴルシ|シュンスケさん」です。




まとめ

この記事では、ChatGPTを効果的に使うためのプロンプトの質向上について、ブログ作成を例に深津式やシュンスケ式、GPTsの活用法を紹介しました。ぜひ、この記事で紹介した方法を使って、自分だけのブログアシスタントとしてChatGPTを活用してみてください。これなら「自分もできそう!」と思えるはずです。

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