クラウドプラットフォームに対応した、AIおよび機械学習ツール「Dataiku」

クラウドプラットフォームに対応した、AIおよび機械学習ツール「Dataiku」
機械学習ツールの名前であり、開発会社の企業名でもある「Dataiku」
「Dataiku」はAIおよび機械学習ツール「Dataiku Data Science Studio(DSS)」の略称であり、開発会社である企業名「Dataiku」のことも指します。開発コンセプトは「すべてのバリューチェーンの人にもAIを活用しやすくする」。経営層もマーケティングも製造もインフラも、ビジネスに関わる全ての人がAIによって仕事効率を上げるために作られたツールとのことです。
Dataikuは、読み込ませたいデータが保存されている場所への接続から、データの分析準備。AIや機械学習モデルの構築から、分析用アプリケーションの開発・運用までが含まれている、オールインワンのAI・機械学習プラットフォーム名です。操作はすべてGUIで行えるようになっているため、エンジニアのような知識がなくても、ソフトウェアの画面を見ながらマウス操作でデータの読み込み・分析を行えるのが特徴です。
Dataikuが採用しているAIはホワイトボックスAIなので、導き出した予測結果は根拠と共にレポートに表示できます。AIに判断を任せるのではなく、担当者の判断を補助する強力な味方として振る舞ってくれるのです。
AWSやGCPなどと連動し、より早く分析結果を算出可能
DataikuではAWS(Amazon Web Services)やGCP(Google Cloud Platform)はもちろん、Microsoft AzureやSnowflake Data Cloudなどの、主要な主要なクラウドプラットフォームへの接続に対応しています。このため既存のデータを利用しやすく、かつ処理結果のセキュリティにも配慮しているというソリューションです。
こうしたクラウドストレージへの接続で得られる利点は、利便性だけではありません。接続している各クラウドに対して自動スケジューリングで処理指示を出せるため、分析結果を出すスピードについても最適化が行われています。
クラウドストレージの需要が高まっている現在、非常に注目されているツールです。
余談ですが、「Dataiku」の名称は「Data」+「Haiku」を組み合わせた造語だそう。フランス生まれの技術ですが、「複雑なデータの世界を、俳句のようにシンプルにしたい」という想いから付けられた名前とのことです。