正直が一番?オネストマーケティングをご存知ですか?
「オネストマーケティング」という言葉を知っていますか。「オネスト(honest)」の意味は「正直な、誠実な」の意味です。
最近では、多くの人が物やサービスを利用する際に、口コミや信頼のおける有名人などのおすすめなどを見て利用することが多くなりました。しかし、有名人が紹介する「ステルスマーケティング」やネット上の口コミなどはどこから発信されているのかが不明で、信頼性が低くなっています。
そんな中で「オネストマーケティング」という「自社の提供する商品やサービスの不都合な真実、欠点、デメリットを正直に公開する手法」が増加しています。
このオネストマーケティングのメリット・デメリットについて図解します。
目次
- 動画で図解を⾒る
導入 オネストマーケティングとは何か?なぜ注目されているのか?
最近の消費者の行動としては、購入する前に、自分で情報を検索して購入するケースが増加しています。
その際、口コミや有名人にいいものとして紹介されると買いたくなるでしょう。
しかしD2Cなどでもありましたが、最近では多くの口コミや紹介があり、検索してもそれが本当かどうかわからなくなっています。匿名で書かれたものが多く良い口コミばかりですと、逆に信頼性がなくなる傾向です。
有名人の場合も広告ではないかと疑う人も増加しています。
「ステルスマーケティング」と言う手法では、宣伝と見えないようにして広告宣伝する巧みな手法です。
そんな中で、いい所もあれば、悪い所も紹介されている正直な「オネストマーケティング」に信頼性が高まっていると言えます。
課題 オネストマーケティングのメリット・デメリットとは?
そこで、今注目されているオネストマーケティングのメリット、デメリットについて詳しく見ていきます。
オネストマーケティングでは、悪いマイナス面も正直に公開するのが特徴です。
どんないい商品でも必ずマイナス面は何かしらあります。それを先に紹介することで、消費者は事前にマイナス面を知った上で購入することが可能。
そのため、購入後に後悔することが減るメリットがあります。
また、オネストマーケティングをすることで、包み隠さず紹介している企業の信頼性が増すでしょう。信頼性が得られるのは大きなメリットです。
そして、オネストマーケティングのデメリットとしては、商品やサービスのマイナス面を紹介しますのでそのことで購入しなくなる可能性ももちろんあります。
また、マイナス面が拡散する危険性も生じます。
解決 オネストマーケティングを構築するには?
オネストマーケティングを実際に行う方法ですが、例えば口コミサイトでは、いい意見だけが掲載されている可能性があります。
マイナス面の口コミなども必ず正直に掲載するように努めることが必要です。
また、もっと信憑性を持たせるには、広く周辺でのインタビュー調査なども行うのがいい方法です。
動画での調査の場合ですと編集したり修正したりがしにくく、オネストマーケティングとして信頼性が高まります。不特定多数の人の声も聞くといいでしょう。
また、マイナス面が書かれた口コミに対しては、真摯に返信して対応すると評価されます。
マイナス面を放置せずに、フォローも忘れないようにしてください。正直に公開することを大事にしつつ、マイナス面が広がらないように注意しましょう。
結論 オネストマーケティングはメリットが大きい
オネストマーケティングをすると、マイナス面が強調されてしまうのではないかと思う企業も多くあります。
しかし、最近では率直に信憑性のある内容が求められています。
消費者は検索をして、その情報を発信していく立場にもなっていきます。もし、信憑性がない口コミや紹介などがあれば、それがマイナスとなって広がっていく危険性もあるでしょう。
大事なことは、マーケティングでも正直であることです。信頼を得ることを大事にしていくオネストマーケティングはメリットが大きく、企業ブランディングにも貢献できます。
これからの企業の姿勢として大切なことは、正直なオネストマーケティングで長くファンになってくれる消費者を作っていくことです。