USPとは?今の時代だからこそマーケティングで大事にしたいもの

皆さんはUSPという言葉を知っていますか?日本ではまだまだ認知されていないUSPです。USP (Unique Selling Proposition)は、マーケティングで使われている言葉で「独自のウリ・強みの提案」という意味のものです。具体的にUSPとは何を示すのかを今日は考えていきます。
なぜUSPが必要なのか、これからの日本でも必要なのかを考えるため、USPについて今日は図解します。あらためて大切さが感じられているUSPについて、ご紹介していきます。
目次
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導入 USPとは何か?何を示すものなのか?
USP (Unique Selling Proposition)は、「独自のウリ・強みの提案」と訳されます。アメリカのマーケティングで、1940年代ころから考えられ始めた言葉です。
USPは、単に自社の強みを提案するという意味合いではなく、「顧客に対して、自社だけが約束できる利益」とは何かを考えるものです。顧客にとって、何を独自に提案できるのか、利益提供できるのかを大事にするのが特徴と言えます。
マーケティングを行う際に、面白い広告やデザインがおしゃれな広告がもてはやされがちですが、商品を売る際にはやはり独自性と顧客に何を提供できるのか、利益が提供できることが大事です。そして、それらが明確に示されることが必要です。
現代のように多くの商品やサービスが出回る中で、商品やサービスを選ぶ基準として、USPが大事になってきています。最近でもまた注目されるようになったのがUSPと言えます。
課題 なぜUSPが必要なのか?USPを出すメリット
USPがなぜ必要なのかをあらためて考えてみたいと思います。USPを考える際に、意外と自社や商品の「独自のウリ・強み」を知らないこともあるでしょう。企業が考えている「独自のウリ・強み」と実際に顧客が考えている印象とでは異なる場合も結構あります。実際のUSPを知ってみることが、マーケティングにおいては必要なことと言えるでしょう。
USPを出すメリットは、自社を客観的に分析することができること、顧客の立場からあらためて見ることができることです。客観的に、顧客の立場から見ることがマーケティングの上では大きなメリットにつながります。
そのためには顧客データをしっかり調べることで、気づかない自社の「独自のウリ・強み」を多く発見するといいでしょう。
解決 USPの具体的な導き出し方が知りたい!
例えばUSPの具体例として、ドミノピザがマーケティングに使っている「30分以内に届かなければ無料」というセールスがあります。これまで多くの店が味や量、価格の安さなどをアピールしていましたが、それらとは異なる自社の「独自のウリ・強み」にフォーカスしたものです。顧客の「早く温かいピザを食べたい」というニーズに、独自のアピールをしています。
顧客データを分析することで、こうした顧客のニーズにも気付くことができるでしょう。そして、それが他にはない自社の強みになります。
例えば、手を汚さずに食べやすい、食べ歩きしやすいサイズなど、様々な顧客のニーズがあります。顧客が使う場面や場所、時間等から掘り起こしていけば、多くのUSPを見つけられるでしょう。

結論 USPをマーケティングでいかにアピールするのかも大事!
USPについてご紹介しました。商品の質、価格だけでなく、それぞれに独自のウリ・強みがあります。顧客データを分析することで、それらを見つけていくことが可能です。
なかなか、表面に出てきづらい顧客のニーズもあります。使う顧客がどういう年齢、環境の顧客層なのかをきちんと設定することが必要だと言えるでしょう。そして、対象のデータをきちんと分析した上で、独自のサービスやサポート、納期の早さなど様々な角度のUSPをアピールするといいでしょう。
ニーズをいかに発掘して、USPとしてアピールしていくかが成功に繋がります。差別化しブランディングしたマーケティングを行っていくことが、これからの時代には必須と言えるでしょう。