PythonでChatGPTのAPI(gpt-3.5-turbo)を使って文章要約を実装してみた
自然言語処理技術が進歩する中で、文章生成の分野においても高度な技術が開発されています。その中でも、OpenAIが開発したChatGPTは、高度な文章生成能力を持つことで知られています。本ブログでは、ChatGPTのAPIを使用したPythonによる文章要約を行うコードを実装します。
ライブラリのインポート
まずは、ライブラリのインポートを行います。Google Colaboratoryで実装する場合はpipのアップデートを行わないと最新版のAPIが使用できません。従ってpipのアップデート→openaiのライブラリのインストールの順で対応して下さい。
API keyの設定
次にAPI keyの設定を行います。API Keyの発行の仕方については下記を参考にして下さい。
GPTー3を使ってみた~API Keyの発行から実装まで | Data Driven Knowledgebase
また、今回リリースされたGPT3.5-turboは有料になるため、会社がAPIをライセンス契約する場合が考えられます。その場合は、Organaization IDを追加して下さい。
APIの呼び出し
次に、メインの部分の実装を行います。今回は下記の文章を50字以内で要約するプログラムを実装していきます。
「スマートフォンは、ポケットサイズの携帯端末であり、携帯電話と同様に通話やメッセージの送受信ができますが、多くの場合、インターネットに接続して、電子メール、ソーシャルメディア、ウェブサイトの閲覧、音楽やビデオの再生などもできます。スマートフォンには、さまざまな種類のアプリケーションがあり、これらは利用者のライフスタイルや趣味に合わせて選択することができます。スマートフォンは、毎日の生活で欠かせないものとなり、ビジネスや教育、エンターテインメントなど多岐にわたる分野で活用されています。スマートフォンは、高機能で使いやすく、持ち運びにも便利なため、今後ますます普及が進むことが予想されています。」
上記文章を変数target_sentenceに格納し、下記コードを実行するとChatGPTが50字以内で要約した内容を返してくれます。
こちらが回答結果です。
「スマートフォンは、携帯電話と同様に通話やメッセージの送受信ができ、インターネットに接続して多くのことができるポケットサイズの携帯端末で、ビジネスや教育、エンターテインメントなどの分野で活用され、ますます普及が進むことが予想される。」
プログラムの全容
下記リンクに今回実装したプログラムを一式載せております。是非ご活用ください。
Google Colaboratory