用語集
2021/09/02
SiNCE 編集部

CI(コーポレートアイデンティティ)とは? MI、VI、BIの3つの要素を考えることが大事

CI(コーポレートアイデンティティ)は、よく言われるようになった言葉ですが、ロゴやブランドマークだけでなく、企業の存在価値を示し、独自性、一貫性を目指すことを意味した言葉です。そのことによって企業のブランディングを図ることができます。
CIが大事な意味やMI(マインドアイデンティティ)やVI(ビジュアルアイデンティティ)、BI(ビヘイビアアイデンティティ)との関係について詳しく見ていきます。
今回はCI(コーポレートアイデンティティ)について図解しますので参考にしてください。

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導入 CI(コーポレートアイデンティティ)とは? MI、VI、BIの3つの要素とは?

CI(コーポレートアイデンティティ)とは何かですが、企業の存在価値や独自性を意味します。

そして、それを浸透させてアピールすることが重要だと最近では言われています。 通常、ロゴやマークなどでそれを表現することがありますが、3つの要素から考えることが可能です。

CI(コーポレートアイデンティティ)は、MI(マインドアイデンティティ)やVI(ビジュアルアイデンティティ)、BI(ビヘイビアアイデンティティ)の3つの要素から成り立っています。

CIは、MIのマインド的側面、VIのビジュアルの側面、BIのビヘイビア(社員の行動)の側面から考えることができます。それぞれの側面から考えることが重要ですので、詳しく見ていきます。

課題 MI・ VI・BIとは?CIを策定すべき理由とメリットについて

MIとは、企業理念です。CIを考える際には企業理念が大事で、ミッション、ビジョン、バリュー、スピリット、スローガンなど精神的な存在価値、独自性を掲げる必要があります。

VIとは、ロゴやマーク、コーポレートカラーなどビジュアル的なもので表現することです。

BIとは、社員の行動で示すものです。

これらのMI、VI、BIの3つの要素によってCIを考えていくことで、企業の見え方に一貫性が生まれてくるでしょう。ロゴやマークだけで表現していても、他のことが伴っていなければあまり意味がないものとなります。

最近ではSNSが広く普及し、様々な面で企業もチェックされています。企業の魅力は多方面で感じられる必要があります。

企業としての人格をきちんと明確に形成することが大事で、企業らしさ、一貫性を広く顧客に認知してもらうことが重要です。

そして、そのことでブランディングも行えるのが大きなメリットとなります。

解決 CI策定のプロセスとは?成功事例もご紹介

実際にCI策定をするにはどうしたらいいのかですが、まずMIで企業理念などを検討することが大事です。

そしてMIを社員に浸透させ、VIも作っていきます。また、VIで顧客にビジュアル化してわかりやすく見せることも重要です。社内的なインナーブランディングと社外的なアウターブランディングが両方できたら成功と言えるでしょう。

その後はCIが浸透したこと、時代に合ったCIになっているのかなどを、常に評価して勧めていきましょう。

また、CIの成功事例も参考にしてみるといいでしょう。スターバックスは、2011年にロゴを刷新。

新しいロゴでは「STARBUCKS」「COFFEE」の文字を消しました。 コーヒーの提供だけでなく、スターバックス独自の体験の提供や顧客や地域との繋がりを大切にしたいという思いを説明し、それが実際に浸透した成功例です。

社会のニーズや時代を考えての戦略となっています。

結論 CI策定はMI、VI、BIを大事にすることで成功する!

企業の存在価値、社会へのメッセージを伝えるものとしてCIは最も大事なものです。

CIを策定して企業が社会に対して何を提供し、どう社会貢献したいのかを伝えることができます。

そのためには、MIの理念だけでなく、VIのロゴやマーク、コーポレートカラーもわかりやすくすることが大事です。またBIで社員の行動としても、CIがしっかり浸透していることも大事なこととなります。

様々な評価をしながら、社会や時代に合ったCIを策定して企業の存在価値、独自性をアピールしていくことがこれからの時代には大事なこととでしょう。

長期的に業績を上げるためにも、ブランディングのためにも、CIが大切です。SNSによっても広く評価されますので、MI、VI、BIとで一貫性のあるCIを目指すことが必要です。

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