Lookerにおけるユーザーの権限管理の方法
Lookerで開発プロジェクトを開始する際には、メンバーの役割に合わせてアクセスレベルを管理することが必要です。本記事では、Lookerの権限管理の仕組みとプロジェクトのメンバーへの権限の設定方法、さらに新しいユーザーの追加・削除方法について説明します。
はじめに
Lookerで開発プロジェクトを開始する際には、メンバーの役割に合わせてアクセスレベルを管理することが必要です。本記事では、Lookerの権限管理の仕組みとプロジェクトのメンバーへの権限の設定方法、さらに新しいユーザーの追加・削除方法について説明します。
Lookerの権限管理の仕組み
Lookerでは、アカウントの権限が「Role(ロール)」とよばれる単位で管理されます。ロールは次の要素で構成されています。
- Permission Sets
- ・許可される権限をまとめたものです。
- ・設定方法は、権限のリストから許可したい権限を選択していく方式で行います。
- ・開発を行う人と閲覧だけ行う人など、役割の数だけ作成することが推奨されます。
- Model Sets
- ・権限を適用したいModelファイルをまとめたものです。
- Groups
- ・ユーザーを役割ごと、あるいは許可される権限ごと等の単位でまとめたものです。複数のグループに割り当てることも可能です。
- ・権限の付与は、個々のユーザーに対してではなく、グループごとに行うほうが管理が容易です。
権限の設定方法
[管理者] パネルの [ユーザー] セクションにある [ユーザー] ページから、新しいPermission SetsとModel Setsを作成することができます。
[New Role] をクリックして、Permission Sets、Model Sets、Groupsを選択することで、ユーザーのアクセスレベルを管理することが可能です。
ユーザーの追加・削除
[管理者] パネルの [ユーザー] セクションにある [ユーザー] ページから、新規ユーザーの追加が可能です。
[ユーザーを追加] をクリックして、追加したいユーザーのメールアドレスをカンマ、セミコロン、改行で区切って入力します。
追加するユーザーに割り当てるグループと許可する権限(ロール)を選択して保存することで、新規ユーザーの追加と権限管理が可能です。
Lookerへのユーザーのアクセス権限を削除するには、個々のユーザーに対して、アカウントを無効にするかアカウントを削除する必要があります。
まとめ
本記事では、Lookerの権限管理の仕組みとプロジェクトのメンバーへの権限の設定方法、さらに新しいユーザーの追加・削除方法について説明しました。Lookerでは、プロジェクトのメンバーへの権限をグループ単位で管理できるため、メンバーひとりひとりに対して許可されたアクセスレベルを確認しなくてよい点が便利です。