マーケティング
2022/12/07
一筆 一恵

スカウト返信率80%以上!600万円使って分かったビズリーチの攻略法②

今回は、経営者や人事ご担当者なら知っておきたい「ビズリーチの攻略法 」についてお話したいと思います。当社で実際に約600万円をかけたからこそわかった、ビズリーチ経由での「“いい人材”の採り方」をご紹介します。

募集要件定義はキチンと作っておいた方がぶれない!

面接担当者も人間です。スキルは足りないけど、いい人そうだし…… 出身校や前職の会社も立派だし… なんて、情にほだされたり輝かしい経歴に心が動いて本当に必要なスキルがぶれてしまったりします。しかし、そんな時こそ一旦立ち返り、募集条件定義を振り返ることが大事です。そのためにも要件定義はしっかり作ることをお勧めします。

スカウトメール返信率5%… スカウトメールの返信がこない日々

募集要件定義がまとまったら、募集ページを作成します。

ビズリーチだけではなく、他の採用ツールにもスカウト機能が付いていると思います。ターゲットに目掛けたいのならば、募集ページを作成するだけでなくスカウトメールを使う方が良いと思います

しかし、一斉送信的なスカウトメールでは求職者はリアクションをしてくれません!

ありきたりな雛形を作って送りまくれば、10件中3件くらいは返信がくると思っていました… 

よく、「スカウトメールはラブレターと同じ」なんて言う人もいます。確かにラブレターに例えてみると一斉送信的なラブレターなんてもらってもうれしくないですよね。興味がある企業からのスカウトメールならまだしも、知らない企業からの熱量のないスカウトメールに返信しないのはあたり前です。自分がもらって嬉しいスカウトメールなのか? ワクワクする企業からのメールなのか? という点を見落としていました。

スカウトメールの返信率が80%に!

返信率が上がらない中、どんなメールをもらったら返信する気が起きるのかを自分事にして考えました。そして、オファー相手のプロフィールを見て、企業に何を求めている人なのか? ということを考えることにしました。プライベート重視型、やりがい型、高収入狙い、色々見えてきました。その人に刺さりそうなメールを書いて送りました。そこで返信確率が悪かったものと良かったもののデータをとっていきました。そして、返信率が良かったメール文に統一して送ってみたところ徐々に返信率が良くなり、ビズリーチを運用してから2カ月で返信率80%になっていました。

メール文は一つでいい。結局は自社の強みをアピールするしかない!

試行錯誤し、求職者に合わせてスカウトメールを出しましたが、その求職者が高収入狙いとて、当社の規定以上の給料は出せませんし、プライベート重視とて午前中しか勤務したくないという方のために社内ルールを変えるわけにはいきません。媚びを売るようなことを書いても、入社して実現できなかったらトラブルになります。当社の場合はスタートアップのベンチャーで、1期目で8.5億の売上を出しました。これを強みに、可能性とやりがいをアピールしたメールを1本に絞ったところ、名だたる企業にお勤めのマネージャークラスの方から返信が沢山きました。大企業故に自分の希望が通らなかったり、実力が評価されなかったりします。また、仕事が細分化されているのでスキルが磨きづらかったりします。もっと成長したいと思う人の選択肢としてやりがいがあるベンチャーというのがハマったのだと思います。

New call-to-action